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ササキコラムその20

今年の冬はある意味で寒い。地球温暖化が進む中この異常な気象状況に戸惑いを感じない日本人の無知な平和思考を何とかしようとあらゆる方面での活動が目に付く。高木善之という作家の講演を見に行ったことがある。彼の訴えかたには、今までに無い説得力があった。以来エコに興味を持っている。確かに今の自分ではたいしたことは出来るはずもないが一種どうせみんな死ぬんだから思考は消えうせた。俺たちは死んでもいい。後に残された自分の子供たち、孫の将来を今考えないと、、という事だと思う。みんな必死に生きている。他人のことまでかまってられる余裕なんて無い。というのが本音だろう。しかし幸せとは自分一人でなれるものではないとなんかの本に書いてある。誰かの笑顔のために、自分が出来る事を楽しんでともに生きていけるそんな人生に早くなりたい。

ササキコラムその19

いよいよ2007年新しい年がスタートしました。年々一年が早く感じるのは年のせいなのかわからないがとにかく早い。ぼやぼやしていると何にも出来ないまま終わってしまいそうだ。今年はVOWSMODEとして何を目指すか。まず初心に戻るという事。自分が出来る事したいことはなんだったか。もう一度思い出してみようと思う。足を運んでいただいたお客様にどんな幸せを提供できるか。どんなサプライズを見せてあげれるか。どんな話題を一緒に笑って共有出来るか。そして、自分自身も幸せになれるか。今までよしと思う事をしてきたつもりではあるが、何かに気づかない限り何も変わってはいなかったのかも知れない。去年はいろんなことの気づきがあったと思う。自分の周りの世界がことごとく激変した年だった。何かに気づけと言わんばかりに。。ある種、ありがたい事である。客観的に大変な風に写っていても実は実りある一年のような気がする。今年43歳になる。20年前、43歳までしか生きないと思ってこれまで急いでやってきたけど、これからはもし死ななければ時間をゆっくり過ごして生きたいと思う。じっくりゆっくり・・アスファルトの中からひょこっと出てきた名前もしらない草のように、強い人間になりたいと思っている。
そしてひとりのために全力を出し切る、そんな不器用な人間になりたい。。 やがて、春が来る。

ササキコラムその18

2006年も、もうすぐ終わろうとしている。今年は新くお店を出し、人生の転機となる年になるであろうと覚悟していました。転機どころかほんとにいろんなことがあった一年になりました。良くも悪くも・・。その分何というか、少しはケツ穴も大きくなったような気配はあります。人に喜ばれることを仕事とする。お客様に元気を与え、お客様からパワーをいただき地域の活性に役立っていければVOWSMODEをやってきた、そしてこれからもやっていく意義になると信じています。来年は初心に戻っていろんなことをやっていく予定です。なにかをやることはそこにパワーが伴います。力がなければ砕け散ってしまうこともあるでしょう。でも、砕け散る感じを経験できるのであれば、よしとしてまた何かが出来ると思います。2007年、いい年になるか悪い年になるかは自分しだいではあるが目に見えない何らかの力が働き導いているということも確かにあると思う。
とりあえず先祖様に手を合わせておこう。。  (無宗教 佐々木)

ササキコラムその17

今年12月6日でVOWSMODE開店してから満15歳になります。ほんとにもうそんなにたったかぁという感じでびっくりしています。よくやってこれたなぁと思います。なんか、お店大きくしたり、店舗増やしたりと傍目では頑張っているように見えるかもしれないが以外に全然儲からないぞっていうのが現状です。なんでだろ。まぁ、経営者の器ではないのは最初からわかっていますが、人材に恵まれてここまでやってこれたと思います。一時は古川店浪館店各一人でやったこともありました。無理やり改装した時は一気にお客さんが減ってでもSTAFFは12名みたいな・・。いろいろとんでもないやり方をしてきたにもかかわらず佐藤義男はずーっと付いてきてくれました。感謝です。OPEN当初から来てくれている長いお客さん
はほんとにすごいです。涙が出ます。助けられてばっかりです。最近友人の死という出来事のなかで様々な気づきをさせられました。自分の近くにいる人たちの存在の意味。自分の存在価値。これからの人生、何がしたいのか。生きていく中で一番大事なこと。答えは一つではないかもしれないけど、真剣に考えていなかったことに気づいたことが一番の気づきなのかも知れないです。人間は自分のために生きると不幸になる。そのために生まれてきたわけではない。誰かのためにさりげなくしたことが喜ばれ笑顔となり、お互い感謝の気持ちの中で生きていくことがいいんだろうなと、自信ないけど感じてます。ありがとう。めぐり会えた事に、まだ生きていることに感謝です。「生きてるだけで、儲けもん。」 明石家さんま

ササキコラムその16

早いね、一年。
最近思うことでというかずっと思ってるんだけど、幸せになりたいっていうのはどういうことか、、幸せって言うのはなにか。笑うことだと思ってきたけど、もちろんそれもあるがそれだけじゃない気がしてきた。今更気づくのはおせえよって思うけど、周りも笑ってないとだめなんだなぁ〜って。周りからパワーもらうんだな。自分も与えそしてもらう。。パワーってなんだろう。オーラみたいなもんかぁ。
うれしい、かわいい、ステキ、かっこいい、ラッキー、思わずうれし涙ありがたい、大好き、思いやり、、なんかキーワードがある気がする。逆に、嫌い、汚い、具合悪い、チクショー、恨み、ねたみ、欲しがる、・・・・。ダメっぽいよね。だめだめシリーズだな。
なんか環境問題がやたらと気になってきている。どう気になるかというと今この仕事をしててやれることはやってるつもりだけどなんか居心地が悪いというか、せめて自分だけでも楽しそうにしなきゃってしてきたけどほんとじゃないって。。気づいた感がある。自分ひとり単位は分類的には『ヒト』と書くらしい。ヒトとヒトが関わると『人間』に変わるらしい。んー深いかも。人間になりたいです。関わる人全て好きになっていきたいです。
たまには落ち込んだりして、、そして支えられて。。感謝して。。

ササキコラムその15

今年もやってまいりましたぁ〜恒例VOWS花火見物盛り上げ隊長出陣大会!!(なげぇ〜すぎる)ブルーシート(大)&ゴザの2枚分を陣取り、完璧な体制でした。今回は坊家にオードブルを頼み豪勢な感じをかもしつつ・・。しかし今年の花火はVOWS的にはちょいと盛り上がらなかった・・。最初と最後の連発以外はしょぼいぞってみんな言ってました。15人くらい。一昨年まではVOWSも協賛していたんですが、なんか去年からは来なくなり、なんかシステム変わったという話も聞きましたが、ん〜盛大にやってほしいものです。花火大好きチームとしては・・。結果的にはみんな飲んで食べて楽しかったですが、来年はちょいと趣向を変えていきたいなとおもうとりますぅ。STAFFそれぞれ和服姿になるこのイベントを絶やさないようにおもろい企画にしたいです。髪を生業にしている以上着付けへアースタイルは必ず会場で目だっていることでしょう。VOWSでアップしたメンバーと共に。。

ササキコラムその14

約1ヵ月間の怒涛の工事がやっと終わりました。オレンジ&坊家が6月30日プレOPEN。そして7月4日にグランドOPENとなんとか今、営業が始まったというところです。今回も佃の佐藤のお店BLUEを作ってくれた建築チームに依頼し佐々木和美デザインプレイスの佐々木さん(俺だっつうの)現場監督でやりました。
川口建築は僕のおじさんであり非常に融通が利く人で今回もかなり無理なお願いを叶えてくれました。そして、安く。。
彼らの仕事ぶりからガッツ学んだものがあります。プロとしての誇りとプライドです。私も職人の一人としてそれなりに持っていますが、改めて気付かせてもらいました。一緒にここはこうした方が収まりがいいとか日曜大工2級の僕にはわからないことがたくさんありすぎて素人考えでは通用しないことなどを現場で解決しながらの作業でした。みんな必死に生きています。いろいろな事情を抱えながら。
それでも完成したときの喜びを分かち合うためにその時のために頑張りました。ガンバルっつうのはあまり好きではないけど、今回はほんとにみんな頑張ったと思います。みんなの力がひとつの目標に向かうというのはほんとに素晴らしいことだなぁと今回はつくづく思いました。みんな、ありがとう〜〜〜。\(~o~)/


ササキコラムその13

命はほんとに儚いもの。。待望のハコふぐのはこちゃんが1ヶ月で逝ってしまった。生き物を飼う才能が全く無いかもしれない。可愛がっているだけではダメなのかもしれない。やはり、僕にはキューピーしかいないのだろうか。彼等は絶対に死なない。水の中を楽しそうに笑って泳いでいる。おもりを足に付けられながら。。表情は一個。
当分キューピーでいこうと思う。飼う自信が起きるまで。今まで飼ってきたいろいろな生き物たちはそれぞれに特徴を出しながら人間に癒しや優しさを与えてきたけど僕らは何をお返しできただろう。
人間誕生前からいたであろう彼らにたかが人間がしてやれることなど何も無いのだ。
人間の驕り・・。彼等は全て知っているそして待っている。可愛そうな人間に少しでもパワーを」与え、一日も早く一番大切なものは何かということに気付くことを・・・。

ササキコラムその12

とうとう三匹のカワイ子ちゃんのミドリふぐ達があの世へ行ってしまった。
夏の終わりからずぅっと僕たちやお客さんになごみという仕事をきっちり果たして。。
くらげ達、ミドリふぐ、そして次のお友達はハコふぐに決定。
なんと4,000円もしちゃいました。トホホ。金かかるなぁ〜一匹しか入れられないということでキューピーちゃんも入れています。忙しさの合間に見に行くとなんか怒っている感じが
また可愛いです。ミドリふぐみたいになつかないですが、話によるとお辞儀をするらしいです。ペコっ

ササキコラムその11

今年もあとわずかです。人生最後の2005年12月。。昨年の今頃は何を思っていただろう
来年はこういう年にしよう、目標掲げてクリアーしよう、、いろいろ考えていたかと。
実際はどうでしょうか。あっという間にまた同じ時期です。欲を言えばきりが無いです。
でかい病気にもならず新年を迎えられる喜び。何事も無く子供らも元気に育っている。亀も
死なないでいる。でのそんなんでいいのかぁ。自分の奥底に潜んでいるもの、やりたいこと、課せられた任務をじっくりと考えてみたい。思い立ったら吉日。本当の幸せとは。他人のことなんかどうでもいい。
自分のことさえ出来ないのに人のことまでかまうのは無責任というものだ。自己犠牲に陶酔している偽善者には是非ともならないようにしたいものである。でも本当にそれが出来る人にみんななりたいのかも知れない。
自分の愛する人のために、自らの胸にナイフを刺してしまえるようなそんな人間に・・・。

ササキコラムその10

クラゲちゃんとの生活も1ヶ月足らずで終わってしまいへこんでいるとお思いでしょうが、ところがどっこい早速ふぐを購入し待合は非常にいい感じになっている有様です。執着しないところがまたいいという声もジャックあります。クラゲに比べミドリふぐは非常に飼いやすいです。いちいち器に移して餌などあげなくてもいいし、動くし・・クラゲは途中からあんまし動かなくなり癒しどころかただの水槽を置いてると思っていたお客さんもいたぐらいです。西バイパスマエダ2Fのララにいつもお世話になっています。生き物シリーズは亀から始まりました。今はとんでもなく大きくなりちょっときもい系に発展していますがなついて来て「お手」もします。いや本当ですって!!亀吉だけですが。。
でも本当に飼いたい生き物は【マンボウ】です。VOWSの黄色い看板にも描かれてますが10cm位の子マンボウが欲しいです。それが夢です。夢は儚く切ないほうが僕はいいと思います。 つづく・・・。

ササキコラムその9

VOWSMODEにクラゲが新しく仲間入りしました。たこくらげ達3匹。彼らはプランクトンを食べます。
冷凍のエリッククランプトンです。

ガッツ臭いです。鯉の餌みたいなかまりです。

実際食べているのかよく観察してもわからない位の謙虚さで食べてます。動きは頭の部分を動かして進むしか芸がないです。
でも私たちVOWSチームは俄然魅了されています。そのかわいらしい動きに。。
黒っぽい子が一番元気が良くリーダー的存在をアピールしています。

常に足を広げっぱなしにしている白い子はナイーブ気分丸出しに最初は死にそうな動きでしたが何やらそれが手であるということが判明しみんなに心配をかけては元気になったりの繰り返しです。

水槽の水を半分でも取り替えた日にゃ3匹揃って死んだフリを決め込んでいます。

最近はあまり心配御無用って感じです。

でも1年寿命持たないらしく今からお別れの心構えは出来ています。

短い間でも私たちやVOWSのメンバーの皆様に一時のホッとした時間を与え続けてくれるこのくらげちゃん達を大事にかわいがって行きたいと思っています。
もちろん亀吉一家も健在です。

俄然成長しすぎの感じはありますが最近は「お手」もします。まじに。
めごすぎですがちょいと柄が気持ち悪いというお便りも来てます。。

まぁそれはしょうがないです。
もうすぐ確実に秋が来ます。そして冬。。

早すぎたかおかよって感じです。こないだまでストーブつけてたっつの!

あと何回夏を体験できるのだろう。後悔しないようにやりたいことはやっておきたい気持ちは200%あるんだがなんかのんびりしてしまってる気がする。くらげの世話とか・・。
まぁいっかぁ〜〜今年はおとなしくしてるんです。

来年からはやることが268項目あるので今のうちに小鳥の囀りを聴いておく事にします。

 

ササキコラムその8

 

6月の連休は久々のスタッフ旅行を東急観光さんのご協力を得て無事敢行することが出来たのも一重にVOWSのメンバーである皆様のお陰と感謝の気持ちを胸に刻みつつ叫んでまいりました。


初日の出発の飛行機の大幅の遅れで千歳経由でやっとのことで着きました名古屋は観光する時間などあるわけも無くそそくさと三重県長島温泉行きのバスに乗り込み宿に着いたのは7:00という過密スケジュル。。食いもんのラストオーダー8:30ということで即効温泉に浸かり究極の安堵を満喫し極上の生ビールを頂きました。料理はバイキング方式になっていてカニの足は無言のままむさぼり作戦を決行しました。場内は閑散としていてVOWSチームは貸しきり状態で死ぬほど食いました。


その後は部屋に帰ってまったりマイクタイソンの試合をTV観戦し名古屋の友人なども合流しいつものようにかなり飲んだ次第です。

次の日はなぜか腹が減る旅の朝。昨日のバイキング会場で温泉卵を飯に載せ朝風呂温泉で酒を抜き(抜けないけど)いよいよ絶叫マシーンの待つランドへ向かいます。
あいにくの小雨振る天気でしたが雨ごえをしたかいがあり90%の降水確率のもかかわらず時折日差しまで出てくれたりして各種の絶叫を堪能いたしました。女子チーム&トミーは降参し吐き気の嵐を沈めて見守っていました。特に吐き気大将だったのは大回転フリスビーっちゅうとんでもないマシーンがありまして見てるだけでもやばい感じでした。あと、水かぶりコースターは係りの人に「水かかりますかね」と聞いたら『ずぶ濡れになりますよ』と普通に言われ¥100のカッパ買う羽目になりました。意気込んで乗りましたがかかるっつう問題ではなくほとんど【かっぽり】状態で悔しいので2回乗りました。


じゃんけんで負けたサトウヨシオは一人でもう一回乗りみんなの笑われ者になってました。(見物するコーナーがありそこも大洪水になるくらい水がかかります。)昨日からの酒を引きずりながら時間となりチームVOWSは帰り支度に入ります。初めての三重県。。吐き気と闘った三重県。ありがとう。。


もう当分来ることはないと実感しながら中部国際空港に着き、素晴らしい空港内のお店を拝見しながら徐々に気分もやわらぎおみやげやら自分のアクセサリーやらを購入し飛行機に乗り込みました。


窓からはこの世の終わりみたいな光景が私たちを魅了し短かった旅の終わりの締めくくりにはいいもんを魅せてくれたもんだと心の中でふと「旅の終わりはおまえ」を鼻ずさんでしばしの眠りについたVOWSお疲れスタッフでした。つづく・・・。

ササキコラムその7

最近の驚きは4月の市長選挙投票しに行こうということでお友達のコーディネーターさんにCM出演依頼されおもしろそうなので出てみましたがその反響の多さに〔どって〕してしまいました。
当初『投票日です。』のセリフの筈が『です!!』だけだということでますます出番時間が短くなり、撮影もあっという間に終わりました。(裏の路地で撮りました)あんな短い瞬間を多くの人に気付いてもらい嬉しいやら恥ずかしいやらの日々でした。思い出したように髪の毛カットしに来てくれた方もいて営業的は良かった感じです。やはりTVの力はすごもんだなぁと実感しています。この際だからハリウッド女優を目指します。。(女優かよ!)
この春からVOWSのメイク部門 須藤暁子代表【メニフィーク】を立ち上げメイクスクールを開校させて頂いてます。生徒さんは今回5人とちょっと少なかったですがこれから弘前、八戸、五所川原と活動の場を広げて行きたいと思っています。初めての国の許認可資格なので就職に役立たせたり、プロのアーティストを目指すのにはかなりの近道になると確信しています。
最近はTVのヘアメイクの仕事も徐々に増えてきてまして主にABAの番組に参加させてもらってます。
夕方のニュースは年間契約で担当になるかもなので須藤としてもかなり張り切っています。
話は変わりますが、神酒店のオリジナル純米酒【心おきのう】に続いてまたまた私の書いた日本酒のラベルが発売される運びとなりました。もうすぐ発売になると思いますが、今回は県の組合からの商品なのでかなり大々的にコマーシャルするらしいです。。名前は【縄文明水】。オーシャンブルーの透明感あふれる容器のちょいとお洒落な今風の感じです。一升瓶と四合瓶の二種類だそうです。
自分は日本酒得意としてなくもっぱらビールだけどこれを機に日本人を目指し嗜んで行こうかなと思ったり思わなかったりです。(どっちだよ!)これからの【ささきかずみデザインプレイス】の活動としては【マニラバ】のマネージャーさんから頼まれてるTシャツの文字作製があります。ねぶた絵師の北村さんも協力されるらしく夏のねぶたでマニラバの彼らが着たりして全国に売るとか売らないとか。。
ギャラ無し仕事が多い佐々木ですが楽しんで作品が残っていくというコトに幸せを感じている今日この頃です。。近年STAFF旅行を全くしていないので(講習絡みばっかし・・)6月は遊びに行きたいと思っています。富士急とか。智子はハワイに下見に。。下見してぇぞ〜

ササキコラムその6

自分で車の運転しているところというのはなかなか写真で見た事がない人が多いと思う。
最近見る機会があり貴重な体験をさせてもらった。【39キロオーバー】。。。
その電話は遠い記憶を赤裸々に映し出すかのように淡々と事実を伝えた。出頭命令。水曜日しか時間とれない旨を伝えると快く応じてくれた若干若そうな電話の女。事実確認のためだという。
通された個室は取調室。しかし険悪なムードは少しも無く、目の前に出された高感度カメラに映った自分の表情は真顔そのもの。笑うしかなかった。交通機動隊の女性の方は優しく「意外と普通に写っているのでみんなもっと驚いた顔を想像されます。」なんてご丁寧に説明してくれた。いろいろその時の状況を聞かれたが昨年の9月の事だけに、カメラに撮られたのは記憶にあるがなんで通ったのかとかは全く覚えていない。推理して答えた。多分そんなとこだろう。それからしばらくして裁判所から連絡が来てまた、事実確認をし、公安で講習を受ける日時の通達を待っていろとの事だ。しかし、その通知はポストの裏に落ちていて指定された日には行けず、電話が来て再度日時を決める羽目になった。
朝9:00からの講習。4人が受ける。いつもは30人ぐらいはいるという。この講習を受けてテストに合格すると免停が1日で済むというものだ。受けないはずがなかろう。壇上の老人はかなり慣れている話し振りでスムーズに時間通り講習が進んで行く。講習の目的はテストに出る問題を教えている。
文章の引っ掛けに気をつけろというのが大体の趣旨である。そんなこたぁわかってるよって思うかもしれないけどこれが街がうんだなぁ〜となにやら楽しげに進んでいる。昼はサラリーマンのように12時から1時までとる。食堂でカツ定食をかっ込み、暖房の近くの並んだ椅子に残りの40分を昼寝で過ごし「はじまるよ~」のおたけびで目が覚めた。講習第2弾が始まり、その後はテスト。実際に車を運転しているようなシュミレーションゲームを堪能し事故の映画を見せつけられやっと免許を返してもらった時刻は3:20。約6時間拘束される。自分はまだいいほうで、酒気帯び酒酔い、2ヶ月免停なんかは2日間も講習責めらしい。罰金も相当だろう。結局6万で済んだが、やはり悔しい。。運が悪いと思ってはいけないと講習のおっちゃんは言っていた。運だろが〜〜〜。運が悪いとしか思えないのは自分だけじゃ絶対無い。でも、気をつけよう。カメラがあるところでは減速ね。違反は違反。
今年はまだ違反していない、っていうか捕まっていないのは運がいいってことになるだろう。ブイっ!
 

ササキコラムその5

春は何かに付け心揺れる時期である。卒業、入学、入社、転勤。。
出逢いと別れの持つ意味は人間にとって確かに重要なことなのかも知れない。
長く付き合ってきた恋人同士にも別れが突然やってくる。思いもしない別れに戸惑い
傷つき、今まで当たり前と思っていた日常が一瞬にして違う世界と化す。絶望の淵で
あり新鮮の湖でもあり、どんな世界にするかは自分しか知らない。人間はほとんどの
人が幸せになるために生きている。未来型である。今よりもう少し幸せになるために
生きている。たくさんを欲しがるとどういう訳か何かしらの報復を受けながら生きて
いる。報復と思わなければちょっとした問題その1をクリアーするのを楽しむ方法も
ある。なんて自由なんだろう。この世界。しかし私たちは自由に慣れていない。
つい、不安になってしまう。これでいいのか・・と。ある程度束縛されつつ自由を求
めるスタンスでいることが心地いいのかもしれない。世界で一番アメリカの大統領に
りたいと思ったやつがなり、世界で一番その人のコトを大切に思う人と結ばれる。永
遠ではなく、その一瞬一瞬で・・。ということは無駄に時間を過ごしてしまったとい
うことはありえないと言う事にナリ、無駄と自覚していること自体無駄ではなく意味
があるのかも・・。時間をどのように使うかは個人レベルの問題である。もちろん拘
束されて給料をもらっているサラリーマンは拘束の役割を全うするための時間の使い
方をして、尚且つ自分の生きがいを見出して行くことは素晴らしいことだ。自分を知
り自分に合った生き様を知ってる人はその時点で既に幸せだと思う。自分を動かすエ
ネルギー電池の種類・・。単三4本、単一1本、豆電池12個・・この世の中には5
万種の人間がいるとされている。(勝手にそう思っている)合う人、合わない人、姿さえ見
えない人。。全ての人とうまくいくなんてのは初めから無理だし、自分の人生で必要
最低限のめぐり逢いしか設定されてないとしたら今あなたの隣にいる人はかなり大切
な人なのかもしれない・・。全員誰かの大切な人。。霊長類ヒト科に限らず。

ササキコラムその4

長い冬もあと少しの辛抱でいい季節になってくれるコトに何かしら感謝してしまいがちな今日この頃。。

さて、今年2005年は2年ぶりに新人の入店が予定されています。鶴田町出身の棟方君という好青年のイケ面風です。
弘前のヘアーアーティスト専門学校を卒業見込みで既に内定が決まっています。何人か面接してから決めようという作戦でしたが一人目で運命を感じ佐々木の独断と偏見で決定しちゃいました。もし続かないようなことであればやはり佐々木の目は『フシアナ』ということになりますが今はガッツ期待しているありさまです。ひとり、技術者がいなくなったということもあり、『ヤナさん』と『ちっち』は俄然張り切ってカットしています。いい職人になると思います。
昨年の異常気象や世界情勢の変動に世の中急激に危機感を感じるようになってきているのではないでしょうか。・・

いいことですなぁ。いつ死ぬかわからないことは全人類承知しているにも拘らず自分だけは例外と信じて老後の生活の安定を夢見ています。なんでそこまで生きているって思えるのかがうらやましい・・。

やりたいことはやりましょう。告白するならしちゃいましょう。

髪切りたいなら切りましょう。酒呑みたいなら人に迷惑かけない程度に呑みましょう。
欲しいものあったら万引き・・いや買いましょう。金が無いなら稼ぎましょう。
甘えたいなら甘えましょう。

嫌われたなら諦めましょう。アメリカの大統領になりたいんだったらそれ相応のコトはしましょう。

子供が熱を出したのなら必死で看病しましょう。

親の死に目はどんなことがあっても駆けつけましょう。

やりたいことが出来ないってほざいてないでとりあえず朝「30本ダッシュ」を敢行しましょう。

・・・そういつも思って生きてきましたが今年41歳の私は本厄の年に当たり大人しくしていなければならないって3人位から言われてます。・・・
大人しくしなきゃいけない時はそうしましょう。死なないことを祈って。。でもナンカシタイ

 

ササキコラムその3

今年の正月休みはなんと脅威の5日間も頂いてしまいメンバーの皆様には大変ご迷惑をお掛けしてすいませんでした。

お陰で4日間風邪でしたが静養できました。今年の風邪は色々あるらしく、ちなみに自分と知里の症状はかなり酷似していて粘着力のあるタンが絡み非常に咳き込むと苦しく老人っぽい感じを隠しきれないといった風情です。
そして熱などは出ないのですがずっと治らないという不治の病みたいになってます。トホホ。そんなこんなでなんとか元気を出して行こうぜということで、今年自分は最後の大殺界らしく何をしてもうまくいかないと言われています。

一昨年から続いていたらしくそんなのちっとも知りませんでした。でも、来年からはかなりいい運気になるそうでどのくらい良いものになるのか今から楽しみにしています。しかし、最近のマジックはすごいです。
トリックがあるとは思えないような技で魅了してくれます。技の中には本当はタネが無くマジに超能力でやってるのもあるんではないかと自分は確信しています。そういう人間がいることも事実だろうし、ほんとに力のある人はある種そのことで悩んでいると思います。前向きに考えられる一部の人間はショーとして誘拐されないぐらいにぼかして力を示しているのではないでしょうか。

中国にはバターピーナッツから芽を出すおばちゃんもいます。 その3蘇生です。生まれ変わりが当たり前の村もあります。細木数子なんか目じゃなく当たる占いもあります。的中率95%らしいです。見える人には見えるんでしょう。
すごい!
でも、見えることは幸せなことなんだろうか。多分金儲けに利用するでしょう。
人間全てにそんな能力が備わったとしたらこの世はどうなるか・・・。
もしかしたらお金の価値が無くなり、ほんとに大事なことは何かを知り、人間としての尊厳を本来の人間の役割をまっとう出来るようになるかも知れません。
世界の先進国の中でも食料に恵まれ飢えで命を落とすなんてこては犯罪に巻き込まれない限りめったに無い日本。江戸時代からそんなに経っていないのにこの変わり様はどうなんだろう。日本人は素晴らしいDNAを持っているらしい。
 黄金の国。日本人として誇りを持って生きていく為に今、何かに気付き始める 時期に来ている・・・。となんかの本に書いてました。。。
 しかし、この国は年貢がキツイです。すごく巧みにいろんなところに税をかけているのに借金だらけになっているこの国のシステムは変えなければいけません。 もっと豊かになれるはずなのに。

どっかおかしい。だんだんみんな気付いてきています。日本を救うリーダーになる人はアメリカで育った日本人だって聞きました。ん〜、有りかも。 ブレストファイヤーぐらい出せるリーダーが早く現れることを祈って新年の挨拶に変えさせていただきます。今年もよろしくお願いします。

 

ササキコラム その2

最近はまっていた浅虫温泉の3回分のお札も使い切ってしまいました。
また、購入しようと企み中です。¥1200で極楽3回はいいっすねぇ〜こないだ3回目ラストはやはり海扇閣に的を絞りまんまと貸切に成功したかと思いきや、50人ぐらいの老人たちが大群で押し寄せとてつもなく
びっくりしました。もう上がろうかなと思っていた矢先なので別に良かったんですがぼやぼやしてるとそういうこともありですぞって感じです。
さて、12月3日メイクアップのコンテスト出場のため札幌へと行ってきました。今回はスピが主役のコンテスト。彼女にとっては初めての晴れ舞台なのでかなり緊張していたようですが結果は見事優勝!!!!素晴らしい!!
今回モデルになってくれた久米田ミホちゃんは現役高校生で、ABA朝日放送の「モノエキスプレス」にレギュラーで出ているとってもチャーミング且ついい雰囲気を持っています。道中の模様もTVでON AIRするらしく私たち3人はハンディカメラを回しながらの移動は回りの人々には変な3人連れに思われていたことうけあいです。会場入りした私たち変な3人に札幌の人たち(出場者&関係者)はとても、わりと温かく迎えてくれました。
ほとんど札幌近辺のエントリーで、青森からは私たちのみだったのでした。
VOWSチームとしてははるばる来たからには絶対取ったるぅ〜の気合充分で乗り込んだ有様です。地元のNHKも来てましたが会場は人の入りの割りにガッツ狭い感じでカメラのクルーは大変そうな体勢でした。一番最後にエントリーナンバー9が呼ばれた時私はABAのカメラマンのように二人の表情をしっかり
映像におさめ泣きながら抱きあっている彼女らを見て心の中でよっシャーと拳をにぎりました。初めてのエントリーで優勝してしまうとはたいしたもんです。
さすがSUPIです。これからもおごることなく、確実に大きくなって行って欲しいと希望します。帰りは友達が「すみれ」というラーメン屋に連れて行ってくれました。
マジおいしかったです。行列できてました。早めに行ってよかったです。
 かなり有名な店らしく芸能人の色紙が所狭しと貼られていました。
 もちろん佐々木和美の名前も・・・あるわけねぇっての!!!!  次号へ続く
・・・

 

ササキコラム その1

 

最近はまっている浅虫の温泉。
普通に行くと1人\1,000と鶴亀、コロナの3倍の値段で入れます。
ハッキリ言って高いっつうの!
知ってる人は知ってると思うけど、裏技で\400で温泉を満喫する方法があったのだ。
温泉お札みたいのがあって3回入浴付きでなんと\1,200なのだー!!
温泉組合に入っているほとんどの温泉旅館で購入可能でどこでも入れちゃうのだぁ〜。素晴らしい。うれしすぎる。
期限は半年。半年もあれば3回ぐらいはいける筈だ。 ちなみに佐々木はもう2回行っている。(1ヶ月で・・)11:00からという半端な時間帯がまた貸切状態を作ってくれる。
あの広いでかい風呂を独り占めし、浅虫海岸を眺めながらのひとときは実にこの世の楽園といっても過言ではない。
小説っぽい本を片手に露天風呂へと進む。ページをめくる音が湿っぽくなる。
物語が進むにつれて汗が滝のように頭から顔から滴り落ちる。
露天のガラスの向こうは陸奥湾が広がっている。遠くに三角のアスパム。ベイブリッジは青森市民に自慢を与え続けて頑張っている。
タオルを枕に横になりながらゆっくりとした時間が2時間弱、そろそろ腹も空いてきて極楽から現実世界へ戻る事を決断せざるを得ない。
ツルツルになった肌。惜しむように着替えをしても表情は仏のようだ。
帰り道、そばを大盛りで食らう(ガッツ豪快に音を立ててすする。)
ビールはもちろん頼みたいところだが飲んじゃうと眠くなって休みを寝て過ごすことになるので我慢ガマン×25。
車の窓を全開に海岸沿いを走る。天気が良くても悪くてもそんなことは関係ない。
『風が気持ちいい・・』
あと1回、極楽が残っている。                    次号へつづく・・      
※おすすめはやはり海扇閣です。そこでお札も買えます。

 

 

  第2弾

    「ポちの超短編小説」   〜おばーさんの死と鹿〜  2000.7

 

 昔むかしある山のふもとのそばの村2丁目あたりに(村なのに・・)おぢいさんと犬のポちが何気なく且つ、 

 

 普通に住んでいました。

 

 おばーさんは去年日本脳炎をこじらせて(たぶん)死んでしまいました。

 

 だけど、おぢいさんとポちは根っかの江戸っ子気質を最大限にフル活用し、落ち込んだ様子も92.5%ぐら 

 

 いしか見せず(充分じゃんっ!)今日もハッスル気分丸出しで山のほうへ出かけました。(時々スキップも交

 

 えながらね)

 

 おぢいさんは先祖代々鉄砲打ちの家の隣の家に生まれたらしく(隣なんだ)『わしは鉄砲打ち八段なんだ』

 

 と自分のセンスに酔いしれるまなざしを極度に放ちながらポちに「鉄砲について」の話をこないだなんか5時

 

 間ぐらいたれていました。

 

 山でのポちの仕事的役割はおぢいさんが8段の腕前で仕留めた(命中率2.1%・・・低っー)鳥やいのしし、

 

 ウサギやカメ、たぬきと赤いきつね、あとコイとか・・を口でくわえて取ってくると言う極めて単純かつベタな

 

 面白さのかけらも見えない普通の営業の外回りでしたが、あとやることがないので仕方なく楽しそうな感じ

 

 をよそおってまでやってました。

 

 おぢいさんは少々ボケ気味のところがあり(高2の2学期ころから)ポちのそんな悩みなんかにゃこれっぽっ 

 

 ちも気づいてはくれません。でも、メシを食わしてもらってるという恩義を片時も忘れるコトのない仁義あふれ

 

 るポちでした。

 

 獲物なしのまま夕方になりました。今日はどうしても獲物が欲しいらしく「こうなった以上今日の獲物は大穴 

 

 の鹿しかナイッ!」おぢいさんは少し妙な含み笑いをかみ殺して3回リピートしてポちの方をチラチラ見なが

 

 ら言っていました。

 

 笑うところなのか際どいところなので、とりあえず『ワンワン』と吠えたぐらいにして二人は鹿さんチームを追

 

 い続けました。

 

 途中、ほどよく育った熊とで出くわしましたが、「今日はシカしか捕らんっ!」とか言っちゃってやたら頑固さ

 

 をアピールしてました。「シカ・・しか・・捕らん・・」ポちはもう吠えないコトにさっきからしてました。っていうか 

 

 疲れてました。(この世の全てまでも)

 

 結局二人は海の方までやってきましたが、って『海にシカがいるわけねぇだろぅ』の気持ちを5ピコグラムだ

 

 け目線にのせておぢいさんの方を見ました。

 

 おぢいさんは今まさに地平線に落ちていく夕日を観音様のような表情で見つめていました。

 

 そして、ポロリとお涙をお流しになられました。

 

 ポちはびっくりして『おぢいさ・・・』と言いかけた時『ハッ』とわかってしまいました。

 

 シカの足の付け根の脂っこい所の肉がたまらなく好きだったおばーさん。。日本脳炎をこじらせて死んでし

 

 まった日がちょうど1年前の今日だったことを・・・。            続かない感じ・・・。

 

 

 

  第1弾

 

 「ポちの超短編小説〜初恋版2001年6月号リバイバル〜

 

 

 最近ポちは、いっつも同じ事ばかり考えています。「ハァー」とため息をつきまくっています。

 

 1日2万回強です。

 

 その理由は、さっきから同じコトを何回も書きますが(書いてないけど)、トメ吉んとこのロングヘアーミニチュア土

 

 佐犬のヨシ子(犬)の事が頭から離れず、恋の病におかされちまったのでした。

 

 ヨシ子のことは前から知っていました。いくらミニチュアかも知れないが、土佐犬だしな〜とハナにもかけて    

 

 いなかったのでした。

 

 そう、あれは2週間前、ピクニックから帰ってきた夕暮れ時のコトです。ヨシ子が何やら、ひろし(金持ちんと  

 

 このドーベルマン犬の女たらし)となにやら言い争っているようです。

 

 「遊びだったの」と土佐犬ヨシ子はひろしのカモシカの足のような首めがけて、ランニングエルボーを一発さく

 

 れつさせていました。ひろしは、これっぽちもダメージないぜ風にうすら笑いを浮かべ、「あばよ」と思いっき  

 

 り走って逃げていきました。

 

 ヨシ子は、ぼーぜんとたたずみ、こぼれ落ちた涙をぬぐおうともせず、すごいぎょうそうでひろしのだんだん小

 

 さくなる影を見つめていました。

 

 その顔のサプライ度とホラー度は、ピーク時で1ドル92円52銭までドル安でした。

 

 ヨシ子にとって初めての恋、略して初恋でした・・・。そんなウブで純でブスなヨシ子を、ひろしは竹をまっぷ 

 

 たつに割ったようなすがすがしい気持ちであっさりと捨てやがったのです。(なんか悪くないような気配もあ 

 

 るが)その日からヨシ子は1日2000回強、いたずらメールをしまくりました。(犬のくせに携帯持ってるし)

 

 サツに足がつくぐらい出しまくりました。ドクロマークなんか、1回のメールに最低13コは入ってます。

 

 そんなヨシ子をポちは見てられず(ってずっと見てたんかい、メールの中身とか)

 

 「いいかげんにせんかい」「パシッ」みたいなかんじでヨシ子のほほを張り手してました。

 

 びっくりしてヨシ子は口を半分強、開けたまま、ポちを見つめていましたが、くずれおちるようにポちの胸とい

 

 うか背中の横あたりにしがみつき、またもやすごい形相で泣きはじめました。

 

 ポちは高倉ケンのようにだまったまま、背中の横あたりのヨシ子の頭をペロペロとなめて、なぐさめたのでし

 

 た。

 

 たしかにヨシ子は土佐犬だ。でも女なんだ。男が守ってやらなきゃだめだ。

 

 なんか自分でも説明つかない感情が、ふつふつと沸き起こる何かに気づき始めていました。

 

 ヨシ子はひとしきり泣いた後、「ごめんね。涙で背中の横のあたり、ぬれちゃったね。」と急に走り出してふり

 

 むいたと同時に「ありがとう」って手を振って帰って行きました。

 

 濡れていたのは涙×15倍の鼻水だったってコトは乾いてから知りました。

 

 「ハァ〜 ヨシ子に会いてぇ」

 

 イメージが専攻してヨシ子の顔はハリウッド女優のごとくキラキラと輝く藤原紀香になっていました。

 

 「よしっ、会いに行こう!」ポちは決心してヨシ子の家まで息つぎ3回でたどり着きました。

 

 しかし、そこで見た光景は・・・

 

  次号に続くと思いきやこのまま続行します。(そうなんだぁ〜)

 

 そこで見た光景は、なんとまったりとした雰囲気の中にもなんぴとたりとも入ってはいけないようなひろしとヨ 

 

 シ子二人の世界が広がっていました。

 

 ヨシ子は今までに見た事も無いような妖艶な表情でひろし野郎にまとわり付いていました。

 

 ポちにはまだわからない大人の世界。。。見てはいけないものを見てしまった小5の2学期のようにポちは 

 

 息つぎ1回で自宅に帰ってきました。初めて女に泣いて抱きつかれ女のにおいに己を忘れ、高倉ケンに酔

 

 っていた自分がみじめでした。泣きました。オフコースさえ流れています。

 

 そして涙も枯れはてた時、ポちの心は、また1つ大切なものを知ったような気がしていました。

 

                                       ーおわりー

 

  ポちシリーズまたやって行きますよ〜お楽しみに〜

  

  お便りこなかったら・・まぁ、いじけるけどね。sasaki@vowsmode.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「二人で泣いたよね、

   その倍笑ったけどね。」

            2003/8/21

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「人間のたどり着く先が

   そんなところじゃ

     悲しすぎて

    お釈迦様でも

    気がつかねぇよ・・・。」

                 2003/7/31   

                                                          

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1997〜1999年 作品分

メッセージキャッチコピー特集

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『 自分の胸に

       ナイフを刺しても

           その人を

                守れますか。 』

 

一番大切な人がいます。それは、家族であったり恋人であったり。とにかく大事な人なんです。

その人のために自分の命を落とすことになっても守りたいがためにとっさに行動してしまう人をうらやましいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『 我が子を食らう

       虫達の切なさを

         考えたことが

              ありますか。 』

 

常々、虫たちは謙虚だなぁと思います。何を考えてるのだろう。

自分に与えられた使命だけをまっとうしてる姿は偉いと思います。

人はある種なんでも食ってます。自分の子供は食いません。虫は食います。自分の子等を・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『 急がないと

    大人になっちまう。 』

 

その若い純粋な想いは何物にも変えがたく尊いもの。大人になりたい人、なりたくない人、なってしまう人。

急げよー。今言わないと後悔するぞー。はやくぶつけてしまえー。いいじゃないかうまくいかなくても、その行動は間違っていないのだから・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『 大体、

    83.5%ぐらい。 』

 

100%はいらないのよ。このくらいでいいのよ。

『大体』と言ってるくせに『・・ぐらい』と言ってるのに小数点第一位まで計算してるところがニクインだよ。

まじめにふざけた感じがいいのよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『 信頼の狼狽や

       裏切りの安堵感。 』

 

信じることは辛いです。

いっそ裏切られたり、捨てられたりの方が楽だなと思うことがあるでしょう。ときめいたり、

落ち込んだり、怒ったり、笑ったり、いろいろなきゃつまんねだろがぁー    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『 それが  どうした。 』

 

人間関係、仕事、金、恋愛、様々な問題をそれぞれ抱えて生きてます。

問題その1と考えて取り組めば案外答えはでるものですが、解決しなきゃいけないのかぁーいちいち・・・。

問題と思わなきゃいいんだよね。

 

 

 

 

 

 

 

今回はパート1です。パート4ぐらいまであるのでお楽しみにーーーー。

 

お便りくれてもよくてよ。メールをくれた国民の中から抽選で1名の方に、プライベートメールアドレスをお知らせします。(知りたくもないよという声が若干聞こえてますがそんなことはどうでもいいです。)

staffi@vowsmode.com

 

 

 

 

 

 

 

『マリーノシタノタカラモノ』

 

  「生まれ変わりってしんじる?」

 禁酒五日目の山崎涼子は、ウーロン茶のジョッキを口に流し込む直前に横目半身こっちに向けて急に話題を      変えた。 そうだなぁと、カウンター左隅三角コーナーに設置されたTVに映る「トゥナイト」の風俗シリーズを見ながらもずく酢を一口入れて答えた。

 涼子は都内某女子大に通う一年生。色白で、小柄、少し強めのパーマが肩の下まで動いている。一見、女優の誰かに似てる雰囲気を持っていないことも無くまあまあモテルほうであることは自分でも言っている以上多分そうなのだろう。ほとばしるほど明るい性格は多少疲れるが決して悪い気はしない・・・。

 あっけらかんとしているが勘が良く頭はかなり切れるやつだ。医者になるはずだったらしいが、高2の夏になんかの影響で「探偵」になる決心をしたらしい。

 学校帰り、週4日は事務所(山崎蓮次探偵事務所)に顔を出す。勝手にね。ま、実際暇だし、月に2〜3件依頼があればいいほうだ。「探偵たるもの・・」について涼子の質問に答えるやら、珍事件の話やらで結構楽しくすごしている。 

 私とは同じ名字だが、親戚でもなんでもないし、もちろん恋愛感情なんてのは微塵もありゃしない。

 「卒業したらここに来てもいいわよ」と、頼んでも無いのに勝手に決めてるみたいだ。ナンカ腐れ縁的になってきている。

 「たまにはゴハンぐらいおごってくれてもいいいんじゃない?」

 貸しがあるんだから・・・の目線がしこたま出ている。半ば強制的にここ、「居酒屋ももたろう」のカウンターに連行されている。

 「なんかの本で見たんだけど・・・」と涼子は話し始めた。

 

 

 アフリカのどこかの貧しい町にとても仲良しの二人の男の子が住んでいた。ジョージはアランの1つ年上ということで積極的に遊びの方法を教えていた。 たまにいじめられるけどアランはジョージのことを本当の兄のように慕っていた。

 ある日、「タイムカプセルごっこしよう!」ということで。二人は大切にしている綺麗な石や、変な形の木の実、なんかの角の破片、二人にはとっても価値のある宝を持ち寄って土の中に埋めた。

 「二人だけの秘密にしようね。」

アランはウィンクをしてジョージに微笑んだ。

 それから何年か経ち二人は立派な青年に成長していた。働き者の二人は人気者だった。仕事の帰りは酒場で歌い、踊り、笑い、貧しいながらも楽しく暮らしていた。相変わらずジョージはアランのことを本当の弟のようにかわいがっていることは仲間のみんな、知っていた。

 酒場の一人娘シェリーもそんな二人が大好きだった。ジョージは考えていた。アランはシェリーのことをどう思っているのだろう。二人はお似合いだ。 ジョージは二人の恋のキューピットになることを決心し、日増しに二人はお互いの存在を意識するようになっていた。

 「ジョージ・・俺、シェリーにすきだって言っちまった・・。どうしよう。」

 「やっと言いやがったな,この野郎!」「大丈夫、シェリーはお前のことが大好きなんだから・・。」

 ジョージはアランの首にヘッドロックしたまま心のそこからよかったなと何回も叫んでいた。 その夜は世界で一番楽しく酒を飲み、結婚の前祝いは明け方まで続いた。

 「じゃなアラン。明日は休みだ、ゆっくり寝ろよ・・・・。」

 「うん、ジョージもな・・」

 

 

 これが、アランとの最後の会話にだった。

 アランの体は先天性の病気に蝕まれていたのだった。次の日、眼を覚ますことなくアランは逝った。

  

 ジョージは病気に気付かなかった自分を責め立てていた。来る日も来る日も酒を浴びるようになった。仕事もほとんど休んでいた。

 そんなジョージのそばにはいつも笑顔で慰めてるシェリーがいた。シェリーの優しさはジョージを変える力を持っていた。  こんなことではだめだ。 アランに笑われる・・

 

 シェリーとの間に男の子が生まれたのはそれから五年後のことだ。 「アラン」と名付けた。

 

 ジョージは前にも増して働いた。働き者のジョージが帰ってきたと仲間は喜んだ。

 みんな、シェリーのおかげだ。

 一生大切にすると心に決め三年前にジョージから求婚したのだった。

 

                            続く・・・・

 

 2歳になったアランは最近よくしゃべるになった。そんなある日昼休みで家に帰ったジョージは耳を疑った。

 「タカラモーミタイ」・・・

 ジョージはアランの小さい肩を両手で握り締め、鋭い視線でアランにゆっくりと聞き返した。

 

 「今、ナンテ イッタ・・・」

 

 アランは天使のように微笑みながら、その言葉をはっきりと言った。 次の瞬間ジョージは泣き崩れ

 

 「アランーーーーーー」と叫び息子を強く抱きしめていた。

 

 ―『マリーノシタノタカラモノ・・・』―

 

 子供の頃、二人はいつも小高い丘の大きな木 の下で遊んでいた。そして、二人は「タイムカプセルごっこ」で自慢の宝物をこの大きな木の下に埋めたのだった。その大きな木を「マリー」と呼んでいたのは自分のほかにアランしかしらない。 二人で勝手に付けた名前なのだから・・・・

 

 

  「どう、いい話でしょう。これが生まれ変わりじゃなけりゃ何だというの?」

 

 近年、いつごろころからか分からないが、戸籍や病院のカルテなどきちんと管理されてるワケだから誰がいつどこでなんで死んだかなんてかなりの確立で分かる時代だ。小さい子供が突然ワケわかんないことを言い出したとしても誰も耳を貸すことは日常の中では難しいが、もしかしたら前世の記憶が少しだけ蘇える時期があるのかもしれないし、子供の体を通して何か、メッセージを送っているのかもしれない。運命は偶然ではないのかもしれない。  ― 出会いの全てが・・・―

 

 「私と山崎さん結構気が合うと思いません?」

 心の中を見透かすように涼子は唐揚をグサッとさしながら言った。

 「結婚する運命かも。偶然二人とも山崎だし、ちょうどいいじゃん。」

 と、2%ぐらいマジな顔で言った。6%ぐらいドキリとしたが「冗談よぉー」と肩を思い切りたたかれ、涼子の豪快な笑い声が店内に広がった。

 

                             ―おわり―

 

 

                           

 

                                

 

 

 

 

           『 ポちのむかしばなし』   〜むかしマジで飼っていた、たまという犬〜

 

子供のころ、犬を飼ってました。とても、仲良しでした。名前は「たま」です。猫かよ!とおもわれがちのひともいようかと存じますがはっきりいってのれでかい雑種の犬です。茶色の美しい毛並みは馬かとも思われ幼い佐々木少年の隣で必ずお座りをし家来のような雰囲気をかもしだしアルバムに所狭しと写っております。佐々木少年は刀とか持ったりしてやたら威張っています。やれやれといった風にも見える「たま」の表情は俄然お母さん的情緒があふれんばかりのてんこもりです。

本当は人間に飼われているふりをしているのかも知れません。犬は。人間の能力をはるかに超えたするどい鼻などもちながらこれといって威張るわけも無く、なんという謙虚なやつでしょう。(っていうか口いえねぇんだよ)

ただ、ご主人のそばでひっそりと生きている。

人間は文明・化学・教育・欲望何でも発展、進化しこれからもっともっとその勢いは衰えないかもしれない。でも犬たちは昔から犬なのだ。決して便利な生活は欲していない。ただそのままに生きている。人間のそばにいながら人間ウィルスが移るのを恐れていながらも私たち人間に多大な癒し的効果をあたえて今日も生きている。

 

        おわり

 

 ポちのひとりごと 「お手って言われても 足なんですけど・・・。」  By ポち

 

 

 

 

 

 

 

 『 ポちのむかしばなし』

 

             昔、むかし、おじいさんとおじいさんが住んでいました。 あやしいね・・・。

 

                                                          おわり

        

 

 

 

 

 

 

 

   短編小説

 

   『欲』      作・佐々木和美  「ふいらぁ連載リバイバル版」

 

 

「それよかったら あげるよ。」

お前そんな、気前いいやつだったっけ・・・と思わせるくらい、最近の村木シゲルはすこぶる景気がいい。

この前は「タイ」の土産だと言って、なぜか時計。今回は、見るからに高そうではあるが、はっきり言って私の趣味ではない金色のライター。

「安物だから気にすんなって。」

別に気にはしてないがどこか尺に障ったので遠慮なく頂いたのだった。

村木とは、小学校から高校までずっと一緒だった。いつもつるんでいた訳ではない。俺はバンドに明け暮れていたし、アイツはいはゆる不良グループと言われるやつらの部類で、女からモテル度数からいくと6:4で俺が勝っていたはずだ。グループの中でも格があり村木はかろうじてトップ3に入っていたと記憶にある。

あれから10年以上経ってるが、俺たちは腐れ縁的にたまにだがこうして会っている。というか、村木の方から合いに来るのが9割である。少し図々しさはあるが、どこか憎めないところがあり退屈な時間をもてあましてる時はけっこう笑わしてくれる。

仕事を転々とし、定職に就かないのか就けないのか定かではないが、彼は常に,「ビッグになってやる!」が飲むと口癖の独身野郎31歳なのだ!そんなヤツの最近の暮らしぶりは、はっきり言って変だし何処にそんな金があるんだ?と誰もが思うはずである。

そんなある日、村木からの電話はかなりあせっているらしく、早口でナニ言ってるのか理解できなかったがとにかく、頼まれることになった。1時間後血相を変えた村木がドアを壊す勢いで倒れ込んできた。、ダッシュで階段を上って来たことが赤ら様に分かる息使いで

「これを預かってくれ。頼む」

と、ドデかいスーツケースをPタイルの剥げたコンクリの床の上に放った。中でなにかジャラジャラとうるさい音がしてケースは動きを止めた。

「なんなんだ?何が入ってんだ」

鍵が二重に掛けられており、絶対中身は見せないぞ!という意思が丸出しのケースを指差しながら聞いてみた。

「たいしたものじゃないが、中身が何かは詮索しないでくれ。おまえに迷惑掛けたくないんだ。」

『だったらおれんとこに持ってくんなよ』とは言えなかったのは、お土産攻撃のせいもあったかもしれない。

「クスリ関係じゃないんだな?」と念を押し、「全然違う」と言ったと同時にヤツの携帯がなり、

「じゃ頼む、近いうち必ず取りに来るから」

といいながら、村木ははやてのように去っていってしまった。・・・

スーツケースを部屋の隅に足で押しやり、ビデオの続きを観る為にリモコンの三角ボタンを親指で押した。34インチの大画面が最近の仕事の、もやもやをすくなからず消してくれてる感じはアル。20坪の二等辺三角形のこの事務所兼住居。ベッド・ノートパソコン・1人掛けソファ・事務用長いす・先週コジマから買った 壁掛けTV。

ここに来て5年。最近やっと、探偵として食えるようになった。

そして、一週間後に事は起きた。                             続く・・・・

 

 

朝食は摂らないが牛乳は1リットル飲む。そして、トイレで新聞を見ながら昨日のビールを出しまくる。(たまに目にしみる事うけあいだ)

『んっ、・・村木?』

新聞の事件欄に彼の記事が出ている。何者かにナイフで背中と腹2箇所刺され、死んでいた・・・凶器のナイフはそのまま2本刺さったままの状態だったと・・・。    「前と後ろから刺されたか・・・」 村木から預かったスーツケースの中身が原因で起きた事件であることは間違いなさそうだ。急いでウォシュレットのボタンを押し、トイレから出た。 スーツケースは頑丈にロックされており中身をこの目で見るのに40分もかかってしまった。開けてびっくり・・・プラスチックのプレートの山・・・なんじゃー? パチンコの景品、現金と交換する、あれである。ケースの底にはこれを製造するためのものと思われる原版みたいのとフロッピーがしっかりガムテープで固定されていた。この原版・・・があればいくらでもコピー出来るって訳か・・・。最近の村木の景気の良さはこれだったのか。よく考えたもんだと感心しながらソファーに腰を下ろしプラスチックのプレートをまじまじと眺めた。確かに本物そっくりだ。てゆうか、本物だ。本物だってどっかで人間がつくってるわけだし、こんなプラスチックの板ぐらい簡単に作れるだろう。まさか中に磁気センサーとかはいってるわけじゃあるまいし・・・。んーいいところに目を付けたな。

大体の筋書きは、村木の「独り占め欲出し作戦」がばれ、仲間割れによる殺害。まーこれしかないだろう。仲間が探してるのはこの原版とフロッピーだ。  しかし、なんかセコイ気がするなぁー。村木が言っていたビッグになるっちゅうのはこういうことだったのか・・・。あいつならこう言うだう、「手始め、手始めっ!」

手始めで死んじまったんじゃどうしようもないじゃんって感じだが、まぁかなりのいい思いしたんだからほんもうかもな。欲は出しすぎると痛い眼に合うっちゅうことを身にしみてわかっただろう、天国で・・・。(地獄かも)

さて、この景品、どうするかな・・・。

とりあえず、1日3万ずつの交換で勘弁してやるかぁー・・・。                −おしまいー

    この作品は全てフィクションです。お便り・ご感想・文句等メールにてお待ちしております。                            

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